このシチューは今から35年ほど前に、ヨーロッパのどこかで寒い時期に地元の人に作ってもらいました。
とても簡単なのに予想外なおいしさで、パンが際限なく食べられました。
白いんげんの水煮とにんにくをつぶしてオリーブオイルをかけただけなのですが、シンプルなだけに毎日食べても飽きません。
シチューと書きましたが、水気が少ないスープの感じです。
いい材料を使うことがポイントで、とくに上質のオリーブオイルは大切です。
一緒に食べるパンはヨーロッパのハードタイプがお勧めです。
想像よりずっとおいしく簡単にできるので、ぜひ作ってみてくださいね。
白いんげん豆の簡単シチューのレシピ
準備8時間(豆の浸水時間) 調理30分
材料(3~4人前)
- 白いんげん豆 120g
- にんにく 1片
- 水 1.5カップ
- オリーブオイル 適宜
- 塩 小さじ4分の1
- こしょう 少々
準備
豆を洗って一晩水に浸ける。
手順
- 豆の水気を切って圧力鍋に入れ、皮をむいたにんにくと水を加えて火にかける。
- 錘が回り始めたら火を弱めて10分程度煮て火を止めそのまま錘が下がるまで待つ。
- 蓋を開けて豆を指でつぶしてみて、簡単につぶれたら出来上がり。つぶれなかったらさらに圧力をかける。
- 鍋の中で豆とにんにくをフォークで丁寧にゆぶしていく。ペースト状にする必要はなく、豆の形がなくなればOK。
- 再度鍋を火にかけて温め、塩、こしょうする。水分が少なすぎたらこの時に調整するが、水気が多いと味が薄くなるのでこの写真程度にする。
- 皿に取り分けてオリーブオイル回しかける。
メモ
- 豆は煮すぎなぐらいにしっかり煮た方がおいしくできます。
- ペースト状になるまでつぶさなくても、形がなくなれば大丈夫です。
- 出来上がりはシャバシャバでなく、ドロドロを目指してください。
- 環境と動物のため、材料はオーガニックか自然栽培のものを使ってください。
- ジロロモーニのオーガニックオリーブオイルはおすすめです。
献立のヒント
ハード系の全粒粉のパンがベストですが、バゲットでもいいです。
これだけだと野菜が足りないので、サラダかマリネを添えてください。