豆乳ヨーグルトを作るときには、乳酸キャベツから取った植物性乳酸菌を使います。
そのときの乳酸キャベツは、そのまま食べてもおいしいのですがちょっと塩分が濃いのが気になります。
野菜サラダに混ぜてもいいですが、スープやシチューにするととてもおいしくなります。
ドイツに留学していたときに地元の食堂に行くと、ザワークラウトと肉類を煮込んだシチューが定番メニューのように出されていました。
それを思い出しながらヴィーガン用にアレンジしたのがこの「乳酸キャベツの豆シチュー」です。
「エシカルな食卓」では世界各地にもともとあるヴィーガン料理を中心に紹介していますが、このメニューは肉を豆に替えて作っています。
ザワークラウトのシチューはそれほどおいしかった記憶がないのですが、この「乳酸キャベツの豆シチュー」を一口食べて驚きました。
想像をはるかに上回るおいしさだったのです。
豆との相性もばっちりですし、酸味の中にうまみがたっぷりで、ひと鍋一気に食べ切りそうでした。
これは力を込めておすすめします。
作り方も簡単なので、ぜひ試してみてください。
乳酸キャベツの豆シチューのレシピ
準備8時間(豆の浸水) 調理20分
材料(3人前)
- 乳酸キャベツ 300g(水気を切って)
- キドニービーンズ 90g
- 玉ねぎ 40g
- にんにく 1片
- トマト缶 150g
- オリーブオイル 小さじ1
- マジョラム 小さじ2分の1
- パプリカ 大さじ1
- こしょう 少々
準備
キドニービーンズを1晩水に浸ける。
玉ねぎとにんにくをみじん切りにする。
手順
- キドニービーンズを圧力鍋に入れ、水を豆の2センチ程度上まで入れて煮る(煮すぎないように注意)。
- 鍋にオリーブオイルを入れ、すぐににんにくみじん切りを加えて弱火でじっくり炒める。
- 香りがたってきたら玉ねぎを加えて軽く色づくぐらいに炒める。
- トマトを加えて数分炒める。
- マジョラム、パプリカ、乳酸キャベツ、豆を煮汁ごと加えて20分ほど弱火で煮る。
途中水分が減ってきたら水を加える。 - 最後にこしょうを振る。
メモ
- 材料は自然環境のために、オーガニックまたは自然栽培のものを使ってください。
- カイエンペッパーで辛くしてもおいしいです。
- キドニービーンズでなくても、同じぐらいの大きさの赤いんげん豆やうずら豆などで作ってももおいしいです。
献立のヒント
たっぷりの野菜と豆というこれ1品でバランスがいいメインディッシュですなので、炭水化物を添えるだけで十分です。
クネッケブロートやライ麦100パーセントのパンとの相性がいですが、キヌアと食べてもおいしいです。