目次
原材料をチェックしよう
ヴィーガンの食生活を実践するにあたって、原材料表示のチェックは欠かせません。
動物由来成分が入っていないかどうか確認しましょう。
次のようなものは動物由来なので避けましょう。
- はちみつ(ハチの労働の成果です)
→メープルシロップを使いましょう。 - ゼラチン( 動物の骨や皮に含まれるコラーゲンから作られる )。
→寒天やくず粉を使いましょう。 - コチニール色素(カイガラムシから抽出される赤い色素)
- カゼイン(乳たんぱく)
- 乳糖
- 乳酸菌(動物性の物がある)
→植物性乳酸菌ならOKです。 - ラード(ブタの脂肪)
→ココナッツオイルなどの植物性油脂を使いましょう。
製造過程で動物が使われているもの
原材料には含まれていなくても、製造過程で動物由来物質が使われている食品があります。
- 白砂糖・三温糖(精製する際に牛などの骨炭を使用 )
→ココナッツシュガーやメープルシュガーを使いましょう。 - ワイン(不純物をろ過するために動物由来物質を使うことがあります)
→アレルギー表示義務があるEUのワインかヴィーガン表示があるワインが安心です。国産ワインは製造元に問い合わせましょう。 - サプリメント(ゼラチンカプセルや動物実験の恐れあり)
→ヴィーガン表示のある物を買いましょう。
ヴィーガン表示を要求しよう
日本ではヴィーガン食材の表示がないので、製造過程で動物実験をしていないか、動物由来物質が使われていないかがわかりません。
製造元に問い合わせてもはっきりしないことすらあります。
わかる範囲で可能な限り避けることはもちろんですが、それには限界があります。
納豆菌を培養する際に肉エキスの培地が使われていたり、大手食品会社では動物実験が行われていたりします。
はっきりしない場合はどんどん問い合わせをするとともに、ヴィーガンが安心して食材を選べるように、ヴィーガン表示の実現をめざして働きかけていきましょう。