フムスは中東で前菜(メゼ)として食べられているひよこ豆のペーストです。
柔らかく茹でたひよこ豆とごまペーストのタヒニ(練りごま)を一緒にミキサーにかけて作ります。
薄くて大きなホブスというパンと一緒に出されるといくらでも食べられてしまい、前菜だけでお腹一杯になってしまいます。
わたしはヨルダンに長期滞在中に毎日のように食べていました。
ビタミン、ミネラルに食物繊維が豊富でたんぱく質が手軽に摂れるので、ヴィーガンにとっては頼もしい一品です。
このレシピはホイップクリームのようにふんわり滑らかに仕上がります。
冷凍保存もできるので、たくさん作って小分け冷凍しておくと、朝食のパンに塗ったり野菜のディップにしたりなど手軽に使えます。
フムス(ひよこ豆のペースト)のレシピ
豆の浸水時間一晩 調理60分
材料(5~6人前)
- ひよこ豆(乾燥) 150g
- 重曹 小さじ2分の1
- にんにく 2片
- タヒニ(または練りごま) 大さじ1
- レモン汁 大さじ1と2分の1
- 塩 小さじ2分の1
- 冷水 40cc
準備
ひよこ豆を洗って一晩水に浸ける。
手順
- ひよこ豆の水を切って圧力鍋に入れ、たっぷりの水、重曹、にんにくを入れて煮る(蒸気が出始めてから10分程度)。
- 火を止めて錘が下がってから蓋を開け、指で豆をつぶしてみる。簡単につぶれないようなら再度圧力をかけて煮る。
- しっかりよく煮えたらはがれた皮を取り除き、そのまま冷めるまで置く。
- 豆が冷めたら、一緒に煮たにんにく、レモン汁、塩、タヒニ、冷水とともにフードプロセッサーにかけ、滑らかになるまで3~4分回す。
- 皿に盛りつけ、好みでオリーブオイル、ミックススパイスのザータルやパプリカパウダーを振ってサーブする。
メモ
- 豆は簡単につぶれるぐらいまで柔らかく煮てください。
硬いと口当たりがざらついたり、水気が少なく仕上がったりします。 - タヒニを使ったほうがマイルドに仕上がりますが、入手しやすい練りごま(柔らかいタイプ)でも大丈夫です。
- フードプロセッサーは、山本電気マルチフードプロセッサーを愛用しています。
十分なパワーがあり、ステンレス製なので熱いものも入れられて、洗いやすくて乾きやすいです。
献立のヒント
インドのチャパティは中東のホビスとほぼ同じなので、フムスとよく合います。
それ以外の全粒粉のパンに塗ってもおいしいです。
スティック野菜や中東サラダを添えてどうぞ。