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食器には骨灰を使ったものがある
これはわたしのお気に入りのマグカップとデザート皿です。
毎日これでコーヒーやハーブティーを飲み、豆乳ヨーグルトを食べていました。
イギリスのスポードのものですが、とくにこのマグカップは妹のイギリス土産で、日本では見たことがなく、作業の合間にちょっといびつな犬を眺めて楽しんでいました。
ですが、スポードの磁器はボーンチャイナで、素地の中に牛の骨灰を含んでおり、ヴィーガン仕様ではありませんでした。
4~5年前、デザート皿を探していて、うっかりよく調べずにデザインだけ見て買ったのが間違いでした。
しかもそのことにずっと気づかなかったのです。
ボーンチャイナの特徴は、素地がやわらかい白で透光性があり高価であると言われていますが、見た目や価格よりもきちんと成分を確認して買うべきでした。
骨灰を使用しているメーカーは?
ボーンチャイナは、皿やカップの底にそう明記しているものもありますが、そうでないことも往々にしてあります。
スポードも書いていません。
パッと見てすぐにわかるところには書いてないこともあるということですから、自分で確認する必要があります。
まずはボーンチャイナの有名メーカーに注意しましょう。
スポード、ウェッジウッド、ロイヤルドルトン、ミントン、エンズレイ、レノックス、ウォールポール、ナルミ、ノリタケ、ニッコーなどがあります。
他にもありますし、またシリーズや製品により骨灰を使っていることもあるので、いちいち確認したほうがいいと思います。
何を選んだらいい
それでは何を選んだらいいでしょう。
骨灰を使っていないというのは当然として、鉛やカドミウムにも気を付けましょう。
これらの含有量は食品衛生法によって規制されていますが、ゼロではなく微量ならば含まれていてもいいということを意味します。
微量でも長期にわたって蓄積されれば害になる可能性がありますし、電子レンジやオーブン、酸の使用などで溶出します。
また、使用により細かい傷がつくと、溶出しやすくなると言われています。
鉛・カドミウムフリーのものを使うに越したことはありません。
フランスのPillivuyt はホームページに100パーセント鉛・カドミウムフリーと書いてあります。
ポーランド陶器の Polish Pottery も大丈夫です。
耐熱ガラスの食器は、クリスタルガラス以外は鉛もカドミウムも含まれていません。
わたしは冷水用に使っていたデュラレックスの丈夫なタンブラーが熱湯OKと知って、マグカップの代わりにこれを使うことにしました。
動物由来物質はあらゆるところに使われており、うっかりすると気づかずに購入してしまうことがあります。
みなさんも気を付けてください。