チャパティは発酵させない薄焼きパンで、インドからアフガニスタンにかけて食べられています。
似たようなものは世界各地にあります。
日本でインドのパンと言えば、皿からはみ出すほど大きなふかふかのナンが主流ですが、インドではチャパティやそのバリエーションの方が主流です。
わたしはチャパティが大好きで、インド料理を作ったときは必ずチャパティを添えます。
発酵させないのですぐに簡単にできますし、全粒粉を使うのでヴィーガンにも健康を気遣う人にもぴったり。
それに作る工程が楽しいのです。
粉をこねて薄く延ばし、熱々のチャパティ・タワ(専用パン)で焼くと、プクプク膨らんできます。
それをガスの火にかけると、風船のようになるのです。
これが楽しくてやめられなくなりますよ。
冷凍保存しておくと、いつでもできたての味を楽しめます。
タワやガスコンロがなくてもできるので、ぜひ試してみてください。
チャパティのレシピ
準備35分 調理15分
材料(12枚分/4人前)
- アタ粉 240g
- 水 170cc
- うち粉(アタ粉) 適宜
準備
アタ粉と水をボウルに入れて混ぜる。
まとまってきたら5分間こねる。
ぬれ布巾をかけて30分寝かせる。
手順
- 生地を12等分して丸める。
- タワ(鉄のフライパン)を火にかける。
- 生地を伸ばすチャパティ台の上にアタ粉を振り軽くつぶした生地を置く。
- 90度ずつ回しながら、少しずつ均等な薄さに伸ばしていく。
- 直径18センチぐらいの円形になるまで伸ばす。
- タワが熱くなったら生地を乗せる(熱くないと膨らまない)。
- 15秒で気泡ができるのが目安で、そこでひっくり返す。
- また15秒焼く(気泡の箇所が焦げるぐらい)。
- ステンレスのトングでチャパティをはさんで直火で数秒あぶる。
メモ
- アタ粉は細挽きのチャパティ専用全粒粉です。国産全粒粉では上手くできないことがあるので注意してください。
pillsverryのものは、品質が安定していてうまくふくできます。 - 一緒に食べるカレーに塩分があるので、塩は入れずに作ります。
- チャパティ・タワでなく鉄製フライパンでも大丈夫です。
- ガスコンロがない場合は、焼くときにターナーで押しつけるようにすると膨らみます。
- 一枚を焼いている間に次のを伸ばします。
- できたチャパティは冷凍保存できます。
献立のヒント
インドの豆料理と野菜のサイドディッシュと一緒にどうぞ。
アラブやトルコの料理にも合います。
フムスやファラフェル、ヨーグルトサラダ、スープなどもおすすめです。