わたしは実は豆乳もおからも好きではありません。
豆乳そのままで飲むことはなく、ヨーグルトに加工してバナナとココアを混ぜて食べています。
市販のオーガニック豆乳は大豆の味があまりしないので、これまでずっと使ってきました。
豆腐屋などで売っている豆乳は、味が濃すぎてとても無理です。
ですので手作り豆乳にはあまり興味がありませんでした。
それに、副産物としてできる大量のおからにも困ります。
ですが、市販豆乳を定期的に買っているとどうしてもゴミが出ますし、オーガニック栽培では動物性肥料も使っています。
野菜は植物性飼料または無施肥(自然農法)で育てた*ものを買っていますが、大豆はそれらの入手が比較的簡単なのに、もったいないと思ったのです。
*海外ではBiocyclic Vegan Agriculture (生物循環ヴィーガン農業)という方法が確立されており、日本では自然農法やそれに近いものがこれにあたります。
そこで、豆乳が好きでないわたしでも飲めるように、市販品並みに薄めに作ってみました。
すると、意外においしくできたのです。
大豆がよかったのかもしれません。
豆乳はすぐにヨーグルトにしましたが(トップの写真)、市販豆乳を使ったものとは違って、ギリシャヨーグルトのような濃厚さがありつつも豆臭くなく、これまたおいしかったです。
おからについては、インド料理のウプマにしてみたら、かなり食べやすくなりました。
ということで、これはおすすめです。
濃厚な豆乳が好きな方は、加える水の分量を800ccぐらいまで減らしてください。
目次
ヴィーガン大豆で作る豆乳とおからのレシピ
大豆の浸水時間1晩 調理45分
材料(豆乳1000cc、おから350g分)
- 自然栽培大豆 200g
- 水 1000cc
- オーガニックコットンのバッグ(大豆を漉す用)
準備
大豆をよく洗って一晩水に漬けておく。
手順
- 大豆を水切りし、その半量と水200ccと一緒にフードプロセッサーかミキサーにかける。
- 残り半量も同じようする。
- 大きな深鍋に大豆ペーストを入れ、水600ccを加えて、中火で絶えずかき混ぜながら煮る。
- 温度が上がってきたら吹きこぼれないようにごく弱火にして、沸騰するまでかき混ぜながら煮る。
- 沸騰したら吹きこぼれに注意しながら、約10分間絶えずかき混ぜながら煮る。
- オーガニックコットンバッグを広げて別の鍋にかぶせ、その中に大豆液を入れる。
- 手で持ち上げるなどして、液体が下の鍋にほぼ落ちるまで待つ。
- 新しい鍋の中に袋を置き、上から木べらやしゃもじなどで押さえつけるようにしてよく絞る(熱いので注意)。
- だいたい絞れたら、袋の中身おからを電子レンジに5分ほどかけてかきまぜ、水分を飛ばしておく。
メモ
- 吹きこぼれやすいので、温度が上がってきたら早めに弱火にしたほうが安全です。
- 絞るときは少し水分が残っていてもかまいません。
- おからをレンジにかけて水分を飛ばしてから保存すると、使うときに便利です。
- おからは冷凍でも冷蔵でも保存できます。
- 豆乳は冷蔵でも数日しか持たないので注意してください。
- 今回は以下の大豆で作りました。おいしかったのでお勧めです。