夏にぴったり、冷たくして食べるシチリアのトマト煮込みです。
温かくてもおいしいので、わたしはいつも温かいのを食べています。
作り置きができるので、夏はたくさん作って冷蔵庫にストックしておきます。
わたしはイタリアに3年間留学していたのですが、とくに夏はよく食べていました。
酢を使っているのでさわやかな酸味が食欲をそそります。
イタリア料理ではよく塩漬けケッパーを使います。
とくにシチリアではケッパーがよく採れるので、料理にたっぷり使います。
日本でよく見かける酢漬けのものとは味が違うので、必ず塩漬けを使用してくださいね。
トマト煮込みと書きましたが、素材が柔らかくなるまでさっと煮るだけなので、15分程度でできます。
暑い夏は火を使いたくなくなりますが、これぐらいなら大丈夫でしょう。
トマトは生の完熟チェリートマトを使うとよりおいしくなります。
ない場合はすべて缶詰でも大丈夫。
バジルの生葉をたくさんかけてください。
シチリアのカポナータのレシピ
準備1時間 調理15分
材料(3人前)
- ナス 400g
- パプリカ 200g
- たまねぎ 4分の1個(50g)
- セロリの茎 太1本 (50g)
- チェリートマト 50g
- カットトマト缶詰 100g
- オリーブ 20g
- オーガニックアップルビネガー 大さじ2
- オリーブオイル 小さじ1
- にんにく 2片
- 塩漬けケッパー 小さじ1
- オレガノ 小さじ半分
- バジル 1枝
松の実(オプション)
準備
ナスを角切りしてボールに入れ、塩を強めに振って1時間置く。
茶色い汁が出てくるのでそれを捨ててさっと洗ってざるにあげる。
パプリカを1.5センチ程度の角切りにする。
セロリの茎を1センチ角に切る。
たまねぎをみじん切りにする。
にんにくを包丁でつぶしみじん切りにする。
ケッパーをさっと洗って大きめのみじん切りにする。
オリーブを輪切りにする。
手順
- 鍋にオリーブオイルを熱し、にんにくを炒める。
- 軽く色づいてきたらたまねきを加えて透明になるまで炒める。
- セロリ、パプリカ、ナスを加えて1分ほど炒める。
- オリーブ、ケッパー、トマト、オレガノを加えてさっと混ぜる。
- 蓋をして中火で5分程度煮る。
- 酢を加えて、水分が飛んだら火を止める。
- 粗熱が取れたら冷蔵庫で冷やす。
- 盛りつけてからオリーブオイル、バジルの葉と松の実を散らす。
メモ
- ケッパーとオリーブに塩が含まれているので、その塩分で十分です。
- 塩漬けケッパーはシチリア産がお勧めです。
- 途中で水分が足りなくなったら適宜加えてください。
- オリジナルではワインビネガーを使いますが、ヴィーガンワインビネガーが入手しにくいのでオーガニックアップルビネガーを使っています。
- 汁気がほとんどない状態に仕上げます。
献立のヒント
豆類を使ったサイドディッシュ(豆腐ディップなど)、全粒粉のパンと組み合わせてください。