もはや定番の丸ごと玉ねぎスープ、季節を選ばずおいしいですね。
簡単にできておいしいので人気があるのもうなずけます。
ブイヨンキューブやコンソメスープの素などを使うととても手軽です。
ですが簡単に手に入る市販品には、動物性材料が含まれていたり、添加物が多かったり、遺伝子組み換えによって作られた成分が入っていたりします。
無添加で安心できる材料を使ったものは、価格が高いので手を出しにくかったり。
わたしは市販のブイヨンは使いません。
野菜のうまみだけで十分おいしく食べられるからです。
ですが、丸ごと玉ねぎスープのようにコンソメそのものを味わう料理では、物足りなく感じるのではないかと思いますよね。
安心してください。
そんなことはありません。
ベジブロスを使えば十分おいしく作れます。
でも、ベジブロスを作って、さらに玉ねぎスープを作るのは手間がかかりそう。
これも大丈夫です。
両方の材料をあわせて圧力鍋で煮れば、すぐにできてしまいます。
しかも、使った野菜はゆで野菜として他の料理に使えます。
丸ごと入れたトマトは水煮トマトとしてソースに加工できます。
スープは冷凍保存が利きます。
丸ごと玉ねぎスープとしても最高においしいので、ぜひ試してみてくださいね。
ベジブロスで丸ごと玉ねぎスープ
準備5分 調理10分
材料(2人前)
- 玉ねぎ 中2個
- にんじん 2~3本
- セロリの葉 軽くひとつかみ
- セロリの茎 1本
- トマト 中1個
- 野菜の皮や茎など 少々
- 玉ねぎ 4分の1個(炒め用)
- ローリエ 1~2枚
- オリーブオイル 小さじ1
- 塩、こしょう
準備
野菜をよく洗う。
玉ねぎ2個の皮をむいて、皮はとっておく。
にんじんは頭の部分を落とし、それをとっておく。
セロリの茎は鍋に入る大きさに切る。
残りの玉ねぎを薄切りにする。
手順
- 圧力鍋にオリーブオイルを熱し、玉ねぎをうっすら色づく程度に炒める。
- 取っておいた野菜くずを加えてさらに炒める。
- すべての材料を加え、水を鍋の半分ほど加えて圧力をかける。
- 鍋によって調理時間が異なるので、説明書を参考に調理する。
これはアサヒ軽金属ゼロ活力鍋の旧タイプで2分間調理したもの。 - 火を消して錘が落ちたらそのまま少し冷ます。
- 玉ねぎを各自のスープ皿に取り、漉し器を通しながらスープを注ぐ。
- 1人当たり塩小さじ8分の1をふり、好みでこしょうやパセリをかける。
- 残りのスープと野菜がさめたら、にんじん、トマト、セロリはそれぞれ保存容器に入れて冷蔵、スープは冷凍しておく。
メモ
- 野菜を丸ごと使うので、自然栽培かせめてオーガニックのものが安心です。
- 野菜を炒めたあとに辛口の白ワインを半カップほど注ぐといいですが、ヴィーガンワインが手に入らない場合はなくても大丈夫です。
- 水は材料がかぶらなくても蒸し煮になるので心配いりません。
- トマトはうまみ成分が出るので省略しないでください。
あとで水煮トマトとしてソースに利用できます。 - にんじんやセロリなどは刻んでサラダの具にしたり、適当な大きさにカットしてオイルでさっと炒めたりすると付け合せになります。
- ベジブロスにはあまりにおいが強いものは向きません。
献立のヒント
全粒粉のパン、豆腐ディップかフムス添え。
レンズマメのファラフェルのサンドイッチなど。